
今日は昨日ご紹介した櫛田川その上流域のある、蓮(はちす)ダムと伊勢の特産物蓮台寺の柿のお話です。
蓮ダム、三重県と奈良県の県境一帯にある香肌峡県立自然公園の奥座敷、奥香肌峡の蓮川に建設された多目的ダム。写真愛好家のSK君がその放流の様子をカメラに納め送ってくれました。このダムによって出来た人造湖、奥香肌湖、自然のまま残っているブナやクヌギなどの原生林が多く見られるところ、1000m級の山々の囲まれて、秋にはその紅葉と渓谷美を求めて多くのハイカーが訪れます。
その、奥香肌湖を有する蓮ダム、なんと計画から20年の年月をかけて1991年に完成。ダム湖に沈む住居は65戸、その犠牲のうえに出来たダム。日本有数の多雨地帯大台ケ原山系、その、櫛田川流域では再三大きな災害に見舞われて、特に昭和34年の伊勢湾台風では莫大な被害が出る事に。その反省をふまえた治水、利水の多目的ダム。今ではダム下流の香肌峡温泉と相まって訪れる人も多い蓮ダム、奥香肌湖となっています。




蓮台寺柿

今日はお隣から珍しい柿の頂き物がありました。蓮台寺柿(れんだいじがき)と言う伊勢市の特産物で甘柿の品種の1つ。伊勢市の指定天然記念物とか。ごつごつとした多角形で、きめの細かい柔らかな果肉と、まろやかでとろけるような高い糖度があって大きな柿。なんと、生産農家が炭酸ガスを使い一昼夜かけて渋抜きをすると言う。また、干し柿は皮を剥き八つ切りにして乾燥させたもの、伊勢神宮内宮前のおかげ横丁などで販売しているとのことです。
参照:ウィキペディア